こんにちは、L’amour clinic Tokyo 院長の片岡です。
糸リフトの直後や数日後に「顔が突っ張る」「口が開きにくい」「表情がぎこちない」といった違和感を訴える方は少なくありません。
これらは施術に伴う正常な経過である場合も多い一方で、まれに医学的介入を要するケースもあります。
本記事では糸リフト後の違和感の原因と分類、医師が推奨する対処法や経過の見極め方について詳しく解説します。
1. 糸リフト後の違和感の主な症状とは?
- 引きつれるような感覚
- 口が開きにくい
- 左右非対称の違和感
- 皮膚が硬い、張っている
- 表情を作ると不自然さがある
- 笑顔を作ると違和感が強くなる
- 眉の左右差、目の開きづらさ
2. 違和感の原因と生理的な理由
糸リフト施術後の違和感は、身体が施術に反応している正常な一時的反応であることが多くあります。主な要因は以下のとおりです:
- 皮膚下の糸による牽引作用:施術に使用される糸(PDO、PCL、PLLAなど)が組織を物理的に持ち上げて固定しているため、突っ張った感覚や不自然な張りが生じます。
- 創傷治癒反応:糸を挿入した部位に軽度の炎症反応が起き、腫れや内出血により感覚の違和感が出る場合があります。
- 表情筋への影響:糸の走行によって表情筋(頬筋、大頬骨筋など)の可動域が一時的に制限され、笑顔や話す際の表情に違和感を感じることがあります。
3. 異常の可能性がある違和感の見極め方
以下の症状がある場合には、異常の可能性があるため医師への早期相談が必要です:
- 顔面神経に沿ったしびれや麻痺感(特に片側性)
- 激しい疼痛(ズキズキと刺すような痛み)
- 赤み・熱感・膿などの炎症症状
- 糸の露出や飛び出し感
- 術後1ヶ月以上続く強い違和感
上記がある場合、糸の位置ズレ・神経圧迫・感染などのリスクがあるため、速やかな診察が必要です。
4. 自宅でできる違和感の軽減ケア
- 表情筋を安静に保つ:無理な大笑いや大きな口開けは避けましょう。
- 初期は冷却、数日後からは温め:炎症期には冷却、3日以降はホットタオルなどで血行を促進すると回復が早まります。
- 就寝時は仰向け推奨:横向き・うつ伏せは糸のズレや圧迫につながるため注意。
- 保湿と紫外線ケア:皮膚のバリア機能を高め、違和感の緩和と再発予防に役立ちます。
- ビタミンB群・Cの摂取:神経修復と創傷治癒の補助に効果的です。
5. 医師による評価と治療対応
L’amour clinic Tokyoでは、術後の違和感に対して以下の対応を行っています:
- 触診・視診による糸の確認:引き連れ感が左右で異なる場合は、糸の走行と固定位置を再評価します。
- 皮膚の状態チェック:皮下出血・浮腫・瘢痕形成の有無を確認します。
- 必要に応じた医療的介入:内服薬(抗炎症剤・ビタミン剤)や、神経の違和感に対しては低周波マッサージの提案など。
6. Q&Aセクション
- Q1. 引きつれる感覚はいつまで続きますか?
- 多くは2週間以内に軽減しますが、深い層の違和感は1ヶ月かかることもあります。
- Q2. 笑顔が不自然なのですが大丈夫ですか?
- 表情筋の動きが制限されているためで、多くは徐々に改善します。必要に応じて緩和処置を行います。
- Q3. 施術後から口が開きにくくなりました。
- 一時的な症状です。無理に動かさず、経過観察を行いましょう。1ヶ月以上続く場合は再診ください。
- Q4. 糸の位置がズレたように感じるのですが?
- その感覚が続くようであれば、糸の移動が疑われます。医師の診察を受けましょう。
- Q5. 他院で施術したのですが、相談できますか?
- はい。他院施術後の違和感についても丁寧に診察対応いたします。
7. まとめ
糸リフト後の違和感は多くの方が経験する正常な経過ですが、稀に異常が隠れている場合もあります。違和感の種類・程度・持続期間に注目し、適切な判断を行うことが大切です。
不安な場合は自己判断せず、当院へお気軽にご相談ください。
アフターケアまでしっかりと対応することが、理想的な小顔治療の成功につながります。
L’amour clinic Tokyo 情報
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