糸リフトの効果はいつから?|即効性と完成時期を美容外科医が解説 

こんにちは。L’amour clinic Tokyo 院長の片岡です。
「糸リフトってすぐに効果が出るんですか?」という質問を多くいただきます。確かに、施術直後から見た目に変化を感じる方も多い一方で、「思ったより引き上がっていない」「腫れのせいで分からない」と感じる方もいらっしゃいます。

この記事では、糸リフトの効果がいつから現れるのか、その仕組みと時間経過ごとの変化、効果を最大化させるためのポイントを医学的根拠に基づき詳しく解説いたします。

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1. 糸リフトとは?仕組みと効果の基本

糸リフトは、皮膚を切らずにリフトアップを実現する低侵襲(ていしんしゅう)治療の一つです。特殊な「コグ(棘)」がついた糸を皮膚の下層(SMAS層や皮下脂肪層)に挿入し、たるみを引き上げて固定することで、フェイスラインやほうれい線の改善が期待できます。

  • 即効性:糸を引き上げることで直後に変化を実感しやすい
  • 中長期的効果:コラーゲン生成や線維芽細胞の活性による肌質改善
  • ダウンタイムが比較的短い:切開を伴わないため

当院では、目的や肌質に合わせてPCL/PDO/WPCLなどの糸素材を選択しています。素材によって溶けるスピードやコラーゲン生成力が異なり、効果の出方にも差が出るため、後述する章で詳しくご紹介します。

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糸リフトとは?生体構造と創傷治癒理論に基づく非切開リフト

糸リフトは、顔面の軟部組織に対して皮膚を切らずにリフトアップ効果を与える低侵襲治療です。SMAS(表在性筋膜)や皮下脂肪層に、コグ(棘)構造を有する吸収性糸を挿入することで、即時的な物理的吊り上げ効果中長期的なコラーゲン増生による肌質改善を同時に得られる点が最大の特徴です。

この治療の基盤には創傷治癒理論があります。糸が皮下に挿入されると、組織は異物反応として線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチンを新生。これにより皮膚のハリ・弾力が回復し、リフト効果が一過性ではなく長期にわたって維持されるのです。

また、糸リフトは加齢に伴う「支持靭帯のゆるみ」や「脂肪の下垂」に対して、解剖学的に根拠のあるベクトルで引き上げが可能であり、単なる表層処置では再現できない構造的な矯正が行えます。これは、HIFUや注入治療にはない物理的支持再構築を可能にする技術です。

施術に用いる糸は、すべて吸収性素材で、体内で安全に分解されながらコラーゲン線維の足場として働きます。吸収までの期間、糸は組織の内部で繊維化を誘導しつつ皮膚を内部から補強し、治療後もその恩恵が続く点が大きな利点です。

代表的な糸素材と特徴

  • PDO(Polydioxanone):約6〜8ヶ月で吸収。組織との反応性が高く、初回や若年層向け。
  • PCL(Polycaprolactone):12〜18ヶ月の持続期間。コラーゲン誘導性に優れ、肌質改善効果が高い。
  • WPCL:波型構造による多点支持型コグが特徴。皮膚との接着面積が広く、組織定着に優れる。
  • Lスレッド:長尺&深層挿入対応。高密度コグとSMAS層の固定力により、広範囲リフトに最適

Lスレッドは、通常の糸よりも長く、より深い層まで到達する設計となっており、中等度〜重度の下顔面のたるみに対して特に有効です。引き上げ力が強いだけでなく、術後の癒着形成も安定しており、表情筋の動きにも耐える設計です。

当院では、解剖学的に安全かつ効果的な層(皮下・SMAS層)への挿入を行い、自然でありながら明確な輪郭変化を実現します。術直後の変化だけでなく、1ヶ月後・3ヶ月後にかけての肌質の向上やフェイスラインの持続性を重視しており、単なるリフトではなく「再構築医療」としての位置づけで施術を行っています。

糸素材、引き上げベクトル、本数の設計はすべてオーダーメイド。カウンセリングでは、顔面解剖・加齢のステージ・患者様のライフスタイルを踏まえた上で、最適な糸の種類とプランをご提案いたします。

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    1. 1. 糸リフトとは?仕組みと効果の基本
    2. 糸リフトとは?生体構造と創傷治癒理論に基づく非切開リフト
      1. 代表的な糸素材と特徴
  1. 糸リフトの効果はいつから?仕組みとタイムライン
    1. ◆ 即時効果:術直後のリフトアップ
    2. ◆ 創傷治癒による変化:1週間〜1ヶ月
    3. ◆ 中期効果:術後1ヶ月〜2ヶ月
    4. ◆ 遅延型効果:2〜3ヶ月以降
    5. ◆ 経過の目安タイムライン
    6. ◆ 素材別:効果の発現タイミングと特性
    7. ◆ 医師としての所見:効果=“引き上げ+質感”
    8. ◆ 最適なタイミングでの診察がカギ
  2. 素材別で異なる効果持続と完成までのスピード
    1. ◆ 糸素材が結果に与える影響
    2. ◆ 素材別 比較早見表
    3. ◆ 各素材の特徴とおすすめの患者層
      1. ● PDO:初めての糸リフトや20代のたるみ予防に
      2. ● PCL:30代後半以降の輪郭維持に最適
      3. ● WPCL:肌質改善と立体的な輪郭形成に
      4. ● Lスレッド:重度のたるみ・深層構造へのアプローチに
    4. ◆ 医師の見解:糸の素材選びは“症例設計の起点”
    5. ◆ 糸の「組み合わせ」で実現する理想のリフト
  3. 糸リフトの効果を高める施術の組み合わせ
    1. ◆ 糸リフト × 脂肪溶解注射(カベリン・BNLSなど)
    2. ◆ 糸リフト × ヒアルロン酸注入
    3. ◆ 糸リフト × HIFU(高密度焦点式超音波)
    4. ◆ よくある組み合わせ例と施術順のポイント
    5. ◆ 糸リフトは“土台”作り。他施術で立体感を
  4. 糸リフト効果を最大化させる併用施術とは?
    1. ◆ 肌のハリ感を補う:リジュラン・スネコス
    2. ◆ 骨格的サポート:あごヒアルロン酸・額形成
    3. ◆ 表皮ケア:光治療(ルメッカなど)
    4. ◆ 時系列で考える“ベストな併用スケジュール”
  5. 個人差による効果の違いと経過のパターン
    1. ◆ 皮膚の厚さ・脂肪の量
    2. ◆ 表情筋・咬筋の発達具合
    3. ◆ 生活習慣による差
    4. ◆ 年齢による組織の反応性
    5. ◆ 回復力・持続期間の個人差
  6. Q&A|よくあるご質問
    1. Q1. 糸リフトの効果はいつから感じられますか?
    2. Q2. 痛みや腫れはどれくらいありますか?
    3. Q3. 他の施術と併用は可能ですか?
    4. Q4. 糸が見えたり、触れたりすることはありますか?
    5. Q5. 持続期間が短いと感じるのはなぜ?
  7. まとめ|糸リフト効果を最大限に引き出すために
    1. L’amour clinic Tokyo 情報

糸リフトの効果はいつから?仕組みとタイムライン

糸リフトを検討される方から最も多いご質問のひとつが「効果はいつから出ますか?」という点です。結論から言えば、即時効果と長期効果の2段階があり、施術直後からリフトアップを実感できるものの、“完成形”といえる状態までは数週間〜数ヶ月の時間が必要です。

この章では、糸リフトの効果が出る仕組みを、医師の視点から創傷治癒・組織反応・糸の素材別特性を踏まえて解説し、術後0日〜3ヶ月までの変化を時系列でご紹介します。

◆ 即時効果:術直後のリフトアップ

糸リフトでは、施術直後に物理的な牽引効果によって顔の輪郭が引き締まり、特にフェイスラインや頬の位置がリフトされた印象になります。これは、糸に施された「コグ(棘)」が皮下組織に引っかかり、リフトされた状態をキープするからです。

ただし、この段階ではまだ腫れ・麻酔による浮腫・組織の防御反応も併存しており、本来の輪郭とはやや異なる見た目となることが多いです。したがって、術直後は「変わった!」という実感を得やすい反面、「左右差」「硬さ」「突っ張り」などが見られる時期でもあります。

◆ 創傷治癒による変化:1週間〜1ヶ月

術後3日〜1週間を経過すると、腫れが落ち着き、徐々に表情の自然さが戻ってきます。この段階では、糸と皮下組織の癒着が始まり、初期のコラーゲン生成も起こり始めます。

この時期の患者様からは、「最初は違和感があったけど、1週間経ってからはスッキリしてきた」「ほうれい線が薄くなった気がする」などのご感想を多くいただきます。

◆ 中期効果:術後1ヶ月〜2ヶ月

術後1ヶ月ほど経つと、多くの症例で糸の癒着が安定し、コラーゲン・エラスチンの生成も進行することで、肌質やフェイスラインの完成度が一気に高まる時期となります。

この頃には、「肌の弾力が戻ってきた」「以前より化粧ノリが良くなった」といった感想が聞かれるようになり、▶ 症例写真と比較しての満足度も非常に高い傾向です。

また、▶ 使用する糸の素材がPCLやWPCLである場合は、この時期に肌の質感そのものが滑らかに変化し、リフトと同時に若返りの印象を与えやすくなります。

◆ 遅延型効果:2〜3ヶ月以降

術後2ヶ月を超えると、肌内部のリモデリング(組織の再構築)が進み、組織強化によるたるみ防止が安定期に入ります。PCL系やLスレッドでは、ここからが持続期間の本領発揮といえる段階です。

この時期の糸はすでに組織内で完全に癒着し、「糸の引き上げ」から「自己組織の支持力」へと移行していきます。そのため、ナチュラルで無理のない仕上がりが長く維持されやすくなります。

◆ 経過の目安タイムライン

時期 見た目の変化 内部変化
0日〜3日 むくみ・左右差・リフト感 炎症期、初期浮腫
1週間 自然な表情、スッキリ感 初期癒着・浮腫改善
1ヶ月 安定したリフト効果 コラーゲン生成開始
2ヶ月〜 肌質・輪郭ともに完成 線維化と組織再構築

◆ 素材別:効果の発現タイミングと特性

使用する糸の素材によって、効果の出方・持続期間・コラーゲン誘導の強さが異なります。当院では、以下のような素材を症例に応じて使い分けています。

素材 初期効果の出現 コラーゲン生成 持続目安
PDO 早い(2〜5日) 中等度 6〜8ヶ月
PCL 1週間以降 高い 12〜18ヶ月
WPCL ゆっくり(10日〜2週間) 非常に高い 18〜24ヶ月
Lスレッド 即時+長期的 高い 12〜18ヶ月

たとえば、20代〜30代で「軽いたるみ」にアプローチする場合はPDOで十分な場合もありますが、40代以上でボリュームロスや骨格変化が目立つ方には、WPCLやLスレッドの併用が必要になります。

◆ 医師としての所見:効果=“引き上げ+質感”

糸リフトの「効果」を単に引き上げの度合いだけで評価するのは不十分です。むしろ、「肌の密度が上がったか」「輪郭が自然になったか」「周囲に気づかれず若返ったか」という点が、私たちが重要視する指標です。

そのため、即時的な変化+中期以降の肌反応をセットで評価することが大切です。

◆ 最適なタイミングでの診察がカギ

当院では、術後1ヶ月と2〜3ヶ月での経過観察を推奨しています。これは、糸の反応性・定着度・左右差などをチェックし、必要があれば併用施術やメンテナンスをご提案するためです。

このようなきめ細かなフォローにより、患者様ごとの理想の輪郭や質感に近づけていきます。

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素材別で異なる効果持続と完成までのスピード

糸リフトの効果は、「いつから効果が出るか?」だけでなく、「どれくらい持つのか?」という持続性完成までにかかる時間

糸リフトで使用される糸にはさまざまな種類があり、それぞれの素材特性それぞれの効果発現のスピード・持続期間について詳しく解説します。

◆ 糸素材が結果に与える影響

糸の素材には、主に「ポリジオキサノン(PDO)」「ポリカプロラクトン(PCL)」「波状構造の強化PCL(WPCL)」「長尺かつ強コグ構造のLスレッド」があります。それぞれの素材は、体内で分解される速度や、コラーゲンを誘導する力が異なります。

◆ 素材別 比較早見表

素材 効果の出始め 完成時期 持続期間 コラーゲン生成力
PDO 3〜5日 2〜4週間 6〜8ヶ月
PCL 1週間前後 1〜2ヶ月 12〜18ヶ月
WPCL 7〜14日 2〜3ヶ月 18〜24ヶ月 非常に高い
Lスレッド 当日〜翌日 1〜3ヶ月 12〜18ヶ月

◆ 各素材の特徴とおすすめの患者層

● PDO:初めての糸リフトや20代のたるみ予防に

安価で反応が早いため、初回施術や軽度のたるみに最適です。コラーゲン生成は中程度ですが、組織反応が早く、即時効果を得たい方に向いています。

● PCL:30代後半以降の輪郭維持に最適

持続力と肌質改善のバランスが優れた素材で、マリオネットラインや中顔面のたるみ改善に効果的。再施術までの期間も長く取れます。

● WPCL:肌質改善と立体的な輪郭形成に

波状構造で接触面積が広く、癒着力が高いため、より自然で長期間のリフトを希望する方に推奨。術後2ヶ月以降にぐっと引き締まりを感じる素材です。

● Lスレッド:重度のたるみ・深層構造へのアプローチに

引き上げ力が非常に強く、SMAS層への固定が可能な設計。輪郭崩れや脂肪の下垂が強い方、再発を繰り返す中高年層に最も適した糸です。

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◆ 医師の見解:糸の素材選びは“症例設計の起点”

糸リフトの満足度を左右する最大の要因は、どの糸をどこに、どれだけ、どの層に入れるかの“症例設計力”です。

たとえば、同じ40代の患者様でも、骨格・脂肪厚・皮膚の質が異なれば、選ぶ素材も大きく変わります。

  • 脂肪が厚い → 深層固定に優れたLスレッド
  • 肌のハリ低下中心 → WPCL+PCLの複合使用で持続性と肌質改善を狙う
  • 過去に糸リフト経験がある → 癒着性が高いWPCLなどで再形成を強化

また、患者様のご希望(ナチュラル志向 or 変化重視)やライフスタイル(ダウンタイムの許容範囲)も考慮したうえで、完全オーダーメイドで糸の種類・本数・挿入方向を設計しています。

◆ 糸の「組み合わせ」で実現する理想のリフト

糸リフトは1種類で完結する施術ではありません。部位ごとの目的に応じて素材を使い分けることで、より自然で美しい仕上がりが実現します。

  • フェイスライン → Lスレッド(深部固定+引き上げ)
  • 中顔面 → WPCL or PCL(ボリューム保持+肌質改善)
  • こめかみ・額 → PDO(皮膚の薄い部位に繊細な引き上げ)

このように、「何本入れるか」だけでなく、「どの糸をどう組み合わせるか」が効果の決め手になります。

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糸リフトの効果を高める施術の組み合わせ

糸リフトはそれ単体でも優れたリフトアップ効果を発揮しますが、他の施術と組み合わせることで、より立体的で若々しい輪郭形成が可能になります。

現代の美容医療では、「たるみ=糸で引き上げる」だけでは不十分であり、ボリュームの調整・肌質の強化・脂肪の整理といった多方向からのアプローチが重要です。

本章では、糸リフトと特に相性が良く、効果を最大限引き出す併用施術を、当院の症例経験をもとにご紹介いたします。

◆ 糸リフト × 脂肪溶解注射(カベリン・BNLSなど)

糸で引き上げても脂肪が重く残っている場合、フェイスラインのスッキリ感が出にくいケースがあります。このような場合、▶ 脂肪溶解注射を併用することで、よりシャープな輪郭を形成できます。

特に「口横のもたつき」「顎下の脂肪」「フェイスラインの厚み」には、事前の脂肪溶解 → 糸リフトの順で施術を行うと効果的です。

◆ 糸リフト × ヒアルロン酸注入

たるみの主な原因は「皮膚のゆるみ」だけでなく、骨格支持の低下や脂肪のボリュームロスにもあります。糸で引き上げるだけでは補えない凹み・影・輪郭の落ち込みには、ヒアルロン酸注入による立体補正が不可欠です。

  • こめかみの凹み → 上顔面の支え強化
  • 中顔面の影(ゴルゴライン) → 若々しい頬の丸みを形成
  • 顎の短さ → 下顔面のバランス補正とEライン形成

このように、糸で“引く”、ヒアルロン酸で“支える”というコンビネーションは、顔全体の骨格的若返りを実現するための基本構造です。

▶ 糸リフト+ヒアルロン酸の複合プランをご希望の方は 施術ページ をご覧ください。

◆ 糸リフト × HIFU(高密度焦点式超音波)

HIFUは皮膚の深層に熱エネルギーを加え、肌内部の収縮・引き締め効果をもたらす施術です。糸リフトでは届かない“皮膚表層のハリ”に対し、HIFUが効果的に作用します。

特に効果的なのは、以下のような組み合わせです:

  • 糸リフトでフェイスラインとマリオネットラインを物理的に引き上げる
  • HIFUで頬上部や中顔面、こめかみの皮膚をタイトニング

このようにSMAS層→皮膚表面の両面アプローチを行うことで、術後の“戻り”を防ぎ、より長く若々しい輪郭をキープできます。

◆ よくある組み合わせ例と施術順のポイント

当院では、患者様のたるみのタイプやご希望に合わせて、以下のような併用施術プランをご提案しています。

症例タイプ おすすめ施術組み合わせ ポイント
フェイスラインのもたつき+脂肪 脂肪溶解注射 → 糸リフト 脂肪を減らしてから引き上げることでスッキリ感UP
中顔面のボリューム減少+ほうれい線 糸リフト+ヒアルロン酸注入 リフトと支えを同時に行い、ナチュラルな立体感
全体的なたるみ+肌のゆるみ 糸リフト+HIFU 皮膚と深部の両面から引き締め、長持ち効果

◆ 糸リフトは“土台”作り。他施術で立体感を

糸リフトは輪郭の構造を支える“骨組み”の役割を担い、他の施術はその上に立体感や質感を与えるための“肉付け”といえます。

最終的に目指すのは、「引き上がった」「若返った」と思われない自然な美しさ。そのためには、単体施術よりも症例設計をベースにした併用が有効です。

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糸リフト効果を最大化させる併用施術とは?

糸リフト単体でも高い効果を発揮しますが、実は「併用施術の組み合わせ方」によって、結果の質・持続力・仕上がりの自然さが大きく変わります。

特におすすめなのが、「リフト」「ボリューム補正」「肌質改善」「輪郭形成」の各要素を網羅する複合アプローチ。これは“なんとなく併せる”のではなく、医学的構造理解に基づいた立体的設計により、より自然で長持ちする結果を生み出します。

この章では、当院で実際に採用している糸リフトと相乗効果を生み出す施術例と、その根拠について、医師目線でご紹介します。

◆ 肌のハリ感を補う:リジュラン・スネコス

糸で引き上げたあと、皮膚表面のハリが足りないと、“リフト感”が不自然に見えることもあります。
このようなケースでは、真皮層の密度を高める注入治療が効果的です。

◆ 骨格的サポート:あごヒアルロン酸・額形成

糸リフトで中顔面やフェイスラインを引き上げた際、下顎や額の骨格バランスが整っていないと、結果が引き立たないケースがあります。

そのため、あご先のヒアルロン酸注入でEラインを形成したり、額の丸みを出す注入を加えることで、顔全体が調和し、より「小顔に見える」効果を演出できます。

◆ 表皮ケア:光治療(ルメッカなど)

糸リフトの直後に行うことはありませんが、術後2〜3週間後以降には、ルメッカなどの光治療で表皮層のくすみや色ムラを改善することで、リフトアップした肌をさらに明るく、若々しく見せる効果が期待できます。

特に「毛穴の開き」「赤み」「細かいしみ」が気になる方にはおすすめです。

◆ 時系列で考える“ベストな併用スケジュール”

  • 糸リフト(ベース施術)
  • 1〜2週間後:ヒアルロン酸やリジュランで凹み補正
  • 2〜3週間後:光治療やスキンブースター

このように段階的に組み合わせることで、糸の効果を活かしながら肌質や骨格も整えていくことができます。

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個人差による効果の違いと経過のパターン

糸リフトは非常に効果の高い施術である一方、「人によって結果が違う」と感じる声も多くあります。
この差の原因は、糸の種類や本数だけでなく、患者様ご自身の皮膚・脂肪・骨格・生活習慣などに深く関係しています。

この章では、実際の臨床経験をもとに、個人差による効果の出方のパターンと、術後の経過に影響を与える要素をわかりやすく解説します。

◆ 皮膚の厚さ・脂肪の量

皮膚が薄く脂肪が少ない方は、比較的早く効果が現れやすい傾向にありますが、逆に凹凸が出やすい場合もあります。一方、脂肪が多く皮膚が厚い方は、引き締まりに時間がかかる反面、安定すれば長期効果が出やすい特徴があります。

◆ 表情筋・咬筋の発達具合

表情筋や咬筋が発達している方は、糸の引き上げ力に対して筋肉の動きが干渉する場合があり、戻りが早いと感じることがあります。

このような方には、ボトックス併用による筋肉の緩和や、強力な固定ができるLスレッドの使用を検討することが効果的です。

◆ 生活習慣による差

寝方(横向き・うつ伏せ)、食生活、喫煙、過度な表情運動などは、術後の腫れ・左右差・癒着の定着に影響を与える要因です。

特に術後1ヶ月の生活スタイルが、最終的な結果に大きく影響します。

◆ 年齢による組織の反応性

20〜30代は線維芽細胞の反応が早く、効果の発現も早い傾向がありますが、40代以降は反応のピークが遅れやすく、維持力が高いため、長期的視点での変化が期待できます。

◆ 回復力・持続期間の個人差

同じ糸・同じ部位に施術しても、「Aさんは半年で戻った」「Bさんは1年以上持っている」など個人差が生じます。

これは生活環境・代謝・皮膚質・施術時の固定力など多因子にわたるため、術後も医師と相談しながら適切な時期にメンテナンスを行うことが大切です。

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Q&A|よくあるご質問

Q1. 糸リフトの効果はいつから感じられますか?

施術直後からリフトアップ感はありますが、本当の完成は1〜3ヶ月後です。コラーゲン生成や組織の馴染みによって、時間をかけて自然に仕上がります。

Q2. 痛みや腫れはどれくらいありますか?

個人差はありますが、腫れ・内出血は1週間前後で落ち着く方が多く、痛みは鎮痛剤でコントロール可能です。

Q3. 他の施術と併用は可能ですか?

はい、ヒアルロン酸・脂肪溶解注射・HIFU・光治療などとの併用が非常に効果的です。目的に応じて最適な順番と時期をご提案します。

Q4. 糸が見えたり、触れたりすることはありますか?

皮膚が薄い方では一時的に糸の触知や凹凸を感じることもありますが、多くは数週間〜1ヶ月で自然に馴染みます。

Q5. 持続期間が短いと感じるのはなぜ?

筋肉の動き・生活習慣・素材選びが原因になることがあります。施術後の注意点を守ることで、持続性を高めることができます。

まとめ|糸リフト効果を最大限に引き出すために

糸リフトの効果は単なる引き上げではなく、素材選定・挿入層・患者様ごとのカスタマイズで大きく変わります。

さらに、適切な併用施術・アフターケア・タイミングを組み合わせることで、ナチュラルで長持ちする若返りが可能になります。

私たちは、L’amour clinic Tokyoの院長として、あなたの「変わりたい」に真摯に寄り添い、最適な治療をご提案します。

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L’amour clinic Tokyo 情報

L’amour clinic Tokyo(ラムールクリニック東京)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目16-5 セントラル共立ビル 6階
📞 TEL:03-1234-5678
🕙 診療時間:10:00〜19:00(不定休)
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