糸リフトの施術後の過ごし方と注意点|腫れ・痛み・生活制限まで徹底ガイド

こんにちは。L’amour clinic Tokyo 院長の片岡です。
糸リフトを受けた直後から数日間の過ごし方が、仕上がりの美しさ・トラブル予防に大きく関わることをご存じでしょうか?

この記事では、「術後すぐに気をつけること」「腫れや内出血への対応」「日常生活で制限されること」など、患者様から最も多く寄せられるご質問に沿って詳しく解説いたします。

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第1部|施術当日の過ごし方と初期ケア(0〜24時間)

術直後に最も重要なのは「刺激を与えない」こと

糸リフトは皮膚の下層にコグ(棘)付きの糸を挿入し、皮膚や筋膜層を物理的に引き上げる施術です。そのため、術直後は糸がまだ組織に馴染んでいない状態です。この時期に過度な刺激が加わると、糸のズレや左右差、仕上がりの乱れを引き起こすリスクがあります。

表情筋を動かすのは最小限に

術後すぐは、なるべく表情を作らないことが推奨されます。笑ったり、大きく口を開けたりすると皮膚の下に入った糸が引っ張られ、コグが浮き上がる・ひっかかりがズレるなどのトラブルの原因になります。

冷却の重要性と方法

施術直後〜12時間以内は、軽度の炎症反応によって腫れや熱感が生じることがあります。
冷却は血管の収縮作用を利用して、腫れや内出血の予防に効果的です。
ただし、直接肌に保冷剤を当てると凍傷のリスクがあるため、必ず清潔なタオルなどで包み「当てるだけの冷却」を行ってください。

食事・水分・薬の摂取について

  • 食事:当日から可能ですが、固いものや熱いものは控えましょう。
  • 水分補給:血流促進を避けるため、常温または冷たい飲み物を。
  • 薬:処方された抗生剤・鎮痛剤は忘れずに服用してください。

帰宅後の注意点

静脈麻酔を使用された方は眠気・ふらつきが残る場合があるため、当日の運転は禁止です。
公共交通機関をご利用いただくか、ご家族の送迎をおすすめしています。

入浴・洗顔・飲酒・喫煙

  • 入浴:当日はシャワーのみ。湯船・サウナはNG。
  • 洗顔:当日は控える。翌日から軽く可。
  • 飲酒:血管拡張作用により内出血リスクが高まるため、最低2日間は避ける。
  • 喫煙:創傷治癒を妨げるため、禁煙を推奨。

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第2部|術後1〜3日目の過ごし方と注意点

腫れ・内出血のピークは72時間以内

糸リフト後のダウンタイムにおいて、術後1〜3日目が最も変化の出やすい時期です。これは皮膚・皮下組織の炎症反応やリンパ循環の低下によるもの。特に朝起きた際にむくみや浮腫みを感じやすい方が多く、横になっている時間が長い夜間に症状が強く出る傾向があります。

洗顔・スキンケアの注意点

術後24時間を経過すれば、優しい洗顔や保湿ケアが可能になります。ただし、針穴周辺にかさぶたが残っている場合や、赤みがある部位は擦らないように注意しましょう。
また、使用する化粧品はアルコールフリー・低刺激性のものを選びましょう。

メイクの再開タイミング

基本的には術後2日目以降からポイントメイクが可能です。ファンデーションの使用は針穴を避けるように塗布し、清潔なスポンジやパフを使うようにしましょう。

食事と咀嚼に関するアドバイス

咀嚼時に頬や口元を大きく動かすと、糸に過剰なテンションがかかってしまいます。可能であれば、柔らかい食事(例:雑炊、ヨーグルト、スープ等)を心がけてください。

睡眠時の姿勢と枕の選び方

就寝時は仰向けが原則です。横向きやうつ伏せになると、糸に偏った圧が加わり、左右非対称の原因になり得ます。
枕は高さを出しすぎず、首〜後頭部を安定させるタイプがおすすめです。

腫れ・内出血が強い場合の対処

  • 軽度な腫れ・赤み:冷却を1日数回、各10分程度
  • 内出血が濃く出た場合:日焼け対策を徹底(色素沈着予防)
  • 痛みがある場合:処方された鎮痛薬を内服

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第3部|術後4日目〜1週間の経過と注意点

組織の「安定期」に入る回復段階

術後4日目以降になると、腫れや内出血が徐々に落ち着き始め、組織が糸に固定され始める時期に入ります。
この段階で過度な刺激や表情筋の強い動きがあると、コグの引っ掛かりが外れることがあるため、引き続き慎重な行動が求められます。

顔の動き・感覚の変化について

一部の方は皮膚の違和感や軽い突っ張り感を感じることがありますが、これは糸が組織と馴染む過程での正常反応です。
ただし、強い疼痛や痺れ・熱感を伴う赤みがある場合は、感染の可能性があるため速やかにご連絡ください。

日常生活の制限と緩和について

  • 入浴:シャワーに加えて、湯船への短時間の入浴(10分程度)も可能に
  • 洗顔・スキンケア:通常通り可。ただしマッサージは引き続き禁止
  • 化粧:ベースメイク・チークの使用もこの時期から可能

仕事・外出の復帰目安

マスクで隠せる範囲の腫れであれば、多くの方が術後3〜5日目に仕事復帰しています。
ただし営業職・接客業など人前で顔を見せる業務の方は、1週間程度のダウンタイムを考慮したスケジュール調整をおすすめします。

この時期にやってはいけないこと

  • エステ・美容機器・美顔器の使用
  • 長時間のサウナ・岩盤浴
  • 激しいスポーツ・トレーニング

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第4部|術後1週間以降〜1ヶ月の過ごし方と長期的ケア

「見た目の完成期」と「内部の安定期」

術後7日を過ぎると、糸の引き上げ効果が視覚的にも安定してくる時期となります。
ただし、肌の内側ではまだコラーゲン生成や線維芽細胞の活性化といった「創傷治癒反応」が続いており、見た目以上にデリケートな状態です。

フェイスラインの左右差・引きつれの経過

術後に見られた引きつれや左右差も、多くのケースで2週間以内に自然に馴染んでいきます
無理なマッサージや自己判断によるほぐしは、かえって糸のズレや皮下出血を引き起こす原因になります。

この時期に開始できるセルフケア

  • UVケア・保湿ケア:日焼けは色素沈着や瘢痕の悪化リスクがあるため、日焼け止め必須
  • 表情筋トレーニング:術後3週間以降から軽めに開始可能
  • スキンケア:美容液・パックなどによる肌環境の回復

再診・フォローアップのタイミング

L’amour clinic Tokyoでは、術後7〜10日目の経過診察を実施しています。
この診察では、糸の定着・左右差・感染兆候・残る腫れや硬さなどを確認し、必要に応じてアフターケアを提案します。

長期的な維持のためのポイント

糸リフトの効果は素材にもよりますが、6ヶ月〜18ヶ月程度が平均持続期間です。
以下のような方法で、より長く・美しいリフトアップを維持できます。

  • 年1回程度のメンテナンス施術(同部位または他部位)
  • リジュラン・スネコスなどの肌再生注射との併用
  • 脂肪溶解注射やHIFUなど非侵襲的治療との組み合わせ

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Q&A|よくあるご質問

Q1. 術後に笑っても大丈夫ですか?

術直後〜3日目まではなるべく表情を控えてください。笑うことで糸にテンションがかかり、仕上がりに影響する可能性があります。

Q2. マスク生活は糸リフトに影響しますか?

マスクの圧迫により、糸の固定位置がズレることがあります。長時間のマスク着用は避け、可能であればゆとりのある立体マスクを使用してください。

Q3. 糸が見える・触れるような違和感がありますが大丈夫ですか?

ごく稀に皮膚の薄い方で糸が透ける・浮き上がる感覚を持つことがあります。通常は2〜3週間で馴染みますが、不安な場合は医師にご相談ください。

Q4. ヒアルロン酸やHIFUなど他施術との併用は可能ですか?

施術内容によりますが、多くの場合、術後2週間〜1ヶ月ほど空けていただければ併用が可能です。医師の診察のうえ、安全にご案内いたします。

Q5. 糸リフトの効果が実感できるのはいつ頃ですか?

直後から引き上げを実感される方も多いですが、腫れやむくみが落ち着く術後2〜3週間目以降が本来の完成形といえます。

まとめ|術後ケアで変わる糸リフトの仕上がり

糸リフトは、皮膚を切らずにリフトアップを叶える優れた治療ですが、その効果を最大限に引き出すためには術後の正しい過ごし方が不可欠です。

この記事でご紹介した通り、術後の時間経過に合わせた注意点やセルフケアを実践することで、腫れ・痛み・左右差のリスクを抑え、自然な仕上がりを得ることができます。

「ダウンタイムが怖い」「失敗しないか心配」という方こそ、正しい知識を持つ医師と信頼できるクリニック選びが大切です。

L’amour clinic Tokyo 情報

L’amour clinic Tokyo(ラムールクリニック東京)
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目16-5 セントラル共立ビル 6階
📞 TEL:03-1234-5678
🕙 診療時間:10:00〜19:00(不定休)
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