糸リフトの施術後に表情が変わった?原因と対処法を専門医が解説

こんにちは。L’amour clinic Tokyo 院長の片岡です。
糸リフトの施術後に、「表情が引きつる」「自然な笑顔が作れない」といったお声をいただくことがあります。
これは決して特殊な副作用ではなく、術後の一時的な生体反応や筋肉の緊張バランスによるものです。本記事では、糸リフト後の表情変化とその正しい理解・対処法を専門医の視点で詳しく解説いたします。

糸リフトと表情筋の構造的な関係

糸リフトは、皮膚下のSMAS(表在性筋膜系)をターゲットに糸を通し、物理的に皮膚を引き上げる施術です。このSMAS層は表情筋と連動しており、微細な調整が必要とされる繊細な組織でもあります。

糸の挿入位置やリフトアップの角度により、以下のような表情筋への影響が現れることがあります:

  • 大頬骨筋・小頬骨筋:笑顔時の口角挙上に関わる筋肉
  • 口角下制筋:口元のバランスに関与
  • 咬筋・頬筋:引き上げのテンションを受けやすい部位

よくある表情の変化とその期間

術後に多く見られる一時的な表情変化を、以下のように分類できます。

症状 原因 想定期間 推奨対処法
笑顔が引きつる 筋膜の緊張・糸のテンション 7〜14日 温湿布、ストレッチ
口角の左右差 一側の腫れ・浮腫 10日〜3週間 経過観察、再診相談
眉や目の動きが不自然 側頭筋の緊張 5〜14日 表情リハビリ

なぜ自然な表情が一時的に失われるのか?

糸リフトによる「表情の違和感」は、下記の複数要因が重なって起こることがあります。

  • 神経伝達の遅延:軽度な浮腫や炎症が神経末端に影響
  • 表情筋の一過性拘縮:緊張状態が動きを抑制
  • 糸の定着過程:組織が固定化されるまでに数日かかる

このような症状は、術後の経過観察によって自然に改善するケースが多数を占めます。無理な表情運動やマッサージは逆効果になることもあるため注意が必要です。

リハビリとして有効なケア方法

医師監修のもと、安全な範囲で次のようなリハビリを行うことが可能です:

  1. 口元の左右均等な開閉を意識する「あいうえお」体操
  2. ストローで吸う・頬を膨らませるなどの筋肉刺激
  3. 表情チェックを兼ねた鏡前エクササイズ(朝・晩5分)

回数よりも継続が重要です。特に、片側に症状が出ている場合には左右差を均等にする意識が大切です。

医療的介入が必要なケースとは?

以下のような場合は、ご自身の判断に任せず必ずご相談ください。

  • 3週間を過ぎても表情の左右差が残る
  • 特定の部位に鋭い痛みを伴う
  • 糸の挿入部位に凹みやしこりを伴う表情異常がある

当院では、こうした場合に対応する微調整(糸の緩和・切除)や、表情を整えるボトックス併用、表情筋マッサージの指導を行っています。

Q&A:よくあるご質問

Q1:笑ったときに頬が固いのですが大丈夫?
A1:術後の一時的な筋緊張や腫れによるものが多く、10日前後で和らぐことがほとんどです。
Q2:表情の違和感はすべての人に起こるの?
A2:個人差はありますが、多くの方に軽微な表情変化が出現します。通常は自然回復します。
Q3:リフト効果を維持したまま表情を戻すことは可能?
A3:はい。糸の配置とリハビリを工夫すれば、自然な表情と引き上げを両立できます。
Q4:再施術は必要ですか?
A4:違和感の原因に応じて、再調整や別の部位への施術を検討することもあります。
Q5:どの程度様子を見て良いのか目安は?
A5:一般的には2〜3週間を目安に様子を見て、改善がなければご来院を推奨します。

まとめ|自然な表情に戻すには医師との連携が大切

糸リフト後の表情の変化は、見た目だけでなくご本人の心理的負担にも関わる要素です。
当院では、自然な表情と小顔効果を両立させるため、術前の設計と術後のフォローアップに力を入れております。
表情に違和感を覚えた際は、どうぞご無理なさらずご相談ください。

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