こんにちは。L’amour clinic Tokyo院長の片岡です。
本記事では、糸リフト後に多くの方が感じる「顔の引きつり感」に焦点を当て、その原因や対処法、注意点などを美容医療の視点から詳しく解説します。
糸リフト後の「引きつり感」とは?
糸リフト直後に生じる“引きつったような感覚”は、施術後の正常な反応として多くの方に現れます。これは皮下に挿入された糸が組織を物理的に牽引することで、皮膚や筋膜の緊張が高まるために生じます。
主な特徴:
- 笑顔を作りづらい
- 頬やフェイスラインに突っ張りを感じる
- 日常生活に支障を感じるほどではないが、違和感が続く
引きつりの原因
糸リフト後の引きつりは以下の要因で発生します:
- 糸の固定強度:高いリフト力を意図して糸を強く固定すると、初期の引きつりが強く出ることがあります。
- 腫れや内出血:炎症によって周囲の筋肉や神経が一時的に圧迫されると、筋肉の収縮バランスが崩れます。
- 顔面神経への影響:稀に、浅層〜中間層の神経に軽微な刺激が加わることで、表情筋の可動に違和感が出ることがあります。
通常経過と異常の見極め
通常の引きつり感は、以下のタイムラインで自然軽減していきます:
- 術後1〜3日:違和感・引っ張られ感が強く出やすい
- 1週間〜10日:腫れが落ち着き、感覚が戻ってくる
- 2週間〜1ヶ月:ほとんどの方で自然な表情が戻る
※ただし、痛みや麻痺を伴う引きつりや、1ヶ月以上続く強い違和感は異常経過の可能性があるため、速やかにクリニックへご相談ください。
対処法とホームケア
通常の範囲での引きつりであれば、次のような対策で緩和が可能です:
- 温冷交代療法:血流改善により回復を早めます。清潔なタオルで10分交互に。
- 表情筋ストレッチ:ゆっくりとした“い・う・あ・お”運動で表情筋の可動性を高めます。
- 安静と睡眠:初期の炎症期には無理をせず、横向き睡眠を避けるなど負担を軽減しましょう。
医師による対応が必要なケース
次のような症状が出た場合は、医師による診察と適切な対応が必要です:
- 糸の露出・皮膚表面の盛り上がり
- 左右非対称な引きつりが強い
- 触れるとビリビリするような神経症状
当院では、糸の位置確認・再調整・炎症の緩和処置(抗生剤、消炎鎮痛剤の投与等)を迅速に行っています。
Q&A よくあるご質問
- Q1. 引きつり感はいつまで続きますか?
- 通常は1〜2週間程度で軽減していきます。1ヶ月以上続く場合は再診を推奨します。
- Q2. 引きつりが強くて表情が不自然ですが、元に戻りますか?
- ほとんどのケースでは徐々に自然な表情に戻ります。日々のマッサージやストレッチが有効です。
- Q3. 糸が引っかかっているような感じがしますが大丈夫ですか?
- 施術直後は糸が組織に固定されるまで違和感を感じることがあります。問題ない範囲ですが、痛みや腫れが続く場合はご相談ください。
- Q4. マッサージやエステはいつから再開できますか?
- 術後3週間はマッサージ厳禁です。過度な刺激は糸の位置ずれや炎症を引き起こします。
- Q5. 笑うと片側だけ引きつった感じがします
- 左右の腫れや筋肉の回復バランスにより一時的に起こることがあります。1ヶ月程度で解消されるのが一般的です。
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